after summer/ pia fraus

アフター・サマー

ネオシューゲイザーシーンの代表格とも言えるバンド、pia frausの５月に発売された２年ぶりの新作を紹介します。

バルト三国の１つ、エストニア出身の彼らは、デビュー当時からその甘く親しみやすいメロディやコーラスと、ドリーミーなサウンドから
「マイブラ・ミーツ・ベルセバ」とプレスから称されていましたが、この新作でもバンドの醸す美しく儚げな空気感は健在です。
グラスゴーが誇るポップ職人、Teenage Fun Clubのノーマン・ブレイクをプロデューサーに招き制作された今作は、フィードバックノイズを多用したシューゲイズサウンドと、チープなシンセサイザーの音が特徴的なポップなサウンドがうまく融合されて、シューゲイズともソフトロックともつかないオリジナルな世界観を作り出しており、聞くと自然と穏やかな感覚に包まれるとても優しいアルバムです。

シューゲイザーの代名詞ともいえるMy Bloody ValentineやJesus and Marry Chainが相次いで復活するなど、にわかに注目度の上がってきているシューゲイザーシーンですが、そういったバンドの特徴であるフィードバックノイズの洪水は苦手、という人も聞きやすいアルバムだと思います。

The Cardigans、Stars、スーパーカーなどが好きな方には特にオススメです。
アルバムは既に発売されています。
また、９月には彼らの来日公演も決定してます。
ぜひチェックしてみてください！
http://www.ontheone.jp/events.php?bid=41

では、アルバムの1曲目"springsister"のPVをどうぞ！

myspace: http://www.myspace.com/piafraus

Written by ゴトウ