Disc Review: Chemisty Of Common Life/ Fucked Up

お久しぶりです!
前のエントリーからずいぶん経ってしまいましたね。
サマソニもとっくに終わり、記憶が既に薄れつつあります。。「サマソニのレポートも書きます!」とか宣言しといてすいません、、(笑)


思い出せる限りでざっと振り返ってみたいと思います。
1日目で特によかったのは、Yelle、Death Cab For CutieThe Verveです。
特にVerveは、既にメンバーの不仲説や、リチャードがソロアルバムの製作を始めるなどの情報が飛び交っているので、
Verveとして見れるのは最初で最後だったのかもしれません。
"Drugs Don't Work"で演奏を止めた時にはヒヤっとさせられましたが、最終的にはリチャード自ら「聞きたいかー!?」とお客さんを煽っていたので安心しました。この"Drugs Don't Work"、"Lucky Man"、"Bitter Sweet Symphony"そして最後の"Love Is Noise"までの流れはとにかく感動しっぱなしでした。

2日目はやはりLate Of The Pierでしょうか。MGMTを頭3曲で諦めた甲斐があった、素晴らしいライブでした。
曲はどれもかっこいいし、メンバーの動きは狂ってるし、見ていてもとても面白かったです。
セットリストも、アルバムの曲ほとんど全部やってましたね。
またLOTPに負けず劣らず、SpiritualizedとJesus Marry Chainも最高でした!
両方ともかなりのベテランですし、ジザメリに至っては再結成ライブだったわけですが、全然まだやれるんじゃないかと思いました。

すでにHadouken!やロスキャン、Cajun Dance PartyThe Kooksその他いくつかのアーティストが単独で再び来日してくれることが発表されていますね。個人的にはなんとしてでもVampire Weekendに再来日していただきたいです。LOTPやMGMTなどとかぶっていてて見れなかったので。。
また、Modular Nightも再び開催されるようで、これはなんとしてでも行きたいと思っております。


その他、私はサマソニ後にJohnny Foreignerのシークレットライブに行ったり、修善寺で開催されている野外レイブフェスmetamorphoseに行ったりしました。
metamorphoseでもNujabesThe Album LeafManuel GottschingGalaxy 2 Galaxyなどの素晴らしいライブを見ることができました。


8月ライブ振り返りはこんな感じでしょうか。
On The One的にはお知らせすることがめっきりないままですが、現在着々と動いておりますので、しばらくお待ちください!

では、最後に10月にリリースされるFucked Upのニューアルバム"The Chemistry Of Common Life"を紹介したいと思います。

カナダはトロント出身、2001年に結成されたFucked Upは結成以来、徹底してヴァイナルでのリリースにこだわり、7インチ・12インチでのシングルを立て続けにリリースしてきました。
このアルバムは、2006年にインディーズ・レーベルJade Treeからリリースされた初のCDアルバムに続く2枚目で、Matadorに移籍後初のアルバムとなります。

ライブでは、激しいモッシュやライブの末、暴動まで起きると言われている彼らですが、サウンドは彼らのルーツであるハードコア色は残しつつも、フルートやオルガン、ブラス隊などの音色を取り入れたり、テクノなどからの影響も見えるなど完全なオリジナルサウンドを作り上げています。
ポリティカルな姿勢や、そのスピリットは、ハードコアバンド然としていますが、そういったジャンルが苦手な方にもある程度聞きやすい雑食サウンドになっていると思います。
No Age、Abe Vigodaなどが好きな方には特におすすめです。

この春には、NMEの"The Future 50"という企画に、David Sitek、M.I.A、Radioheadに続く4位に選ばれている他、「Fucked Upは2008年の”バンド”が本来あるべき姿を問い直してくれる」(NME)、「Fucked Upは間違いなくハードコアを再活性化した」(MOJO)、「本格的、驚異的な、パンクとハードコアとえきすぺりメンタリズムのローラーコースター!」(Kerrang!)など、音楽誌も大注目の彼らのセカンドアルバムは10月6日リリースです!

ザ・ケミストリー・オブ・コモン・ライフ

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Written by ゴトウ