フジロック!!

7月24日から27日まで、フジロックフェスティバルに行ってきました!
私は木曜の昼に出発し、前夜祭含め4日間ガッツリ堪能させていただきました。


まず前夜祭ですが、開場していつものごとく掲示板を見に行くと、BRAHMANThe Beachesの文字が!
両バンドとも、とりたてて熱心なファンというわけではないのですが、1日目に出るアーティストの出演を予想していただけに、これには驚きました。
特にThe BeachesBRAHMAN、卓球と人気アーティストの後で、人が減った中での登場だったのですが、「苗場ビーチへようこそ!」の声と共に、会場を完全なお祭り騒ぎにしていました。
例年、前夜祭はセーブして次の日に備えていたのですが、彼らのライブはそんなことも頭からふきとばせるようなとても楽しいライブでした。


そして1日目。この日はIno Hidefumiくるり→Spoon→Kate NashBloc Party→Ego Wrappin'→mice paradeMy Bloody Valentine→DJ Medhi→Dan Le Sac vs Scroobius Pipという流れでした。
なかでも、くるりmice paradeは本当に素晴らしく何度か泣きそうになりました。mice paradeは、夕暮れ時から夜に変わるヘブンにぴったりの幻想的な音楽と、アダムのけだるい歌声がとても美しくピースフルな空間を作り出していました。
最後には、彼らのアルバムにも参加しているクラムボン原田郁子さんも飛び入り参加していました。
またこの日、というか3日間を通して一番楽しみだったマイブラですが、最後10分もしくは20分以上にわたって続いた、"You Made Me Realize"でのノイズで完全にもっていかれました。
あの数十分間は、なにか別世界に自分がいたような感覚さえありました。そしてそのノイズが終わった瞬間の感動は、本当に言葉にできない程です。
ライブ後は、伝説を目撃してしまった...と思い若干震えました。
またライブ後グリーンで友人達と余韻にひたりながらオアシスへ戻ると、なぜかイアン・ブラウンが一人で友達とはぐれてオロオロしていたので、友達を探しつつ写真とサインをゲットしてしまいました。この日は、なぜか他にもBloc Partyのメンバーや、The Cribsのライアンとケイト・ナッシュ(恋人つなぎで手をつないでましたw)、ベンジーThe Birthdayイマイさんなどいろんなアーティストにオアシスで遭遇しました。


2日目は、PARA→Gotye→The CribsトクマルシューゴPrimal ScreamUnderworld→Erol Alkan→Switchという流れで動きました。
この日は、自分的にベストアクト候補が多く、特にGotye、Primal Scream、Erol Alkanがよかったです。
Gotyeは、アルバムを聞いた時点ではライブが全く想像できなかったのですが、なんと一人で全ての楽器をこなしており、キーボートを弾きながら歌ったかと思えば、走ってパーカッションを叩き、また走ってマイクに戻ってマックをいじりつつ歌う、といった感じで、見てて面白かったですし、とてもかっこよかったです。おそらくバックの映像も自分でいじっていたようで、本当に多才な人だなぁと思いました。また、なぜか日本語がとてもうまく「少々オ待チ下サイ」「アルバム聞イタ?今日イイト思ッタラ買ッテ下サイ」などMCで言っていて、MCでもオーディエンスの心をつかんでいたのではないでしょうか。
プライマル、エロルは、とにかく楽しかったとしかいいようがありません!
プライマルは、CSSのLovefoxxが登場して以降からは、"Shoot Speed/Kill Light""Swastika Eyes""Rocks"などヒット曲のオンパレードで、最後の"Movin On Up"まで大盛り上がりでした。
エロルは、以前イギリスで見たときはジらしてジらして最後にアゲる、といった感じの印象を受けたのですが、今回はフェス仕様だったのか、終始BPM早めのアガる曲が多く、またブースに上って煽ったり、前に出てきてハグしたり、90分が短く感じられる素晴らしいセットで、最後のMGMTの"KIDS"までが本当に一瞬に感じられました。


そして、最終日は、Riddim Saunter→Death Set→Jason Mraz→White Lies→Mystery Jets→Futureheads→Stephen Malkmus&The Jicks→Primal ScreamNeon NeonAdrian Sherwood→Fancy→Free Tempo→DatAという流れでした。
私は、行く前に、ゆら帝CSSか散々悩んでいたのですが、これを見ていただければわかるようにどちらも見ていません。その時間帯、宿で死んでいました...。Mystery Jetsの途中くらいから雷雨になり、Stephen Malkmusの前には、ものすごいシャワーのような雨にうたれ、レインコートから浸水し、手足の感覚がなくなるくらい全身冷え切って震えがとまらなくなったので、「マルクマスが見れたんだからそれでいい」と自分に言い聞かせ、深夜のマーキー勢に備え宿に帰ってしまいました。なんでもCSSを見た友人いわく、「11月に来日する」とMCで言っていたらしいので、それは絶対に行こうと心に誓いました。。
そのかいあってか、Neon NeonからDatAまで、どれも最高のライブでした。本当はUkawaminationまで見る気満々だったのですが、DatAが3日目あの時間とは思えないアゲアゲなセットだったのでそこで力尽き、私の今年のフジロックは終わりました。
「家に帰るまでが...」とか言いますが、そういえば帰りのSAでMeleeのメンバーに会いました。行きもFeederのメンバーに会ったのですが、どちらも本当に小さいSAだったのでびっくりしました。


というわけで、自然と素晴らしい音楽に包まれた最高の4日間でした!
帰ってきてネットをつないだら、サマソニの深夜Modular枠が、Ladyhawke、Softlight、Van Sheと個人的に神のようなメンツでとてもテンション上がったのですが、向こう一週間はまだフジの余韻に浸っていたいと思います。

Written by ゴトウ