Artist Review: Friendly Fires

フジロックも終わって早一週間以上経ちますね。私も三日間参加したのですが、その後なかなか楽しかった思い出と共に怒涛の疲労がとれずしばし死んでいました。。私個人のフジロックレポートも書きたいところでしたが、力尽きました。ゴトウのレポートも楽しく読みましたが、みなさんも個人個人フジで今年もまた忘れられない思い出ができたことと思います。私も忘れられないライブたくさんありましたが、やっぱり個人的ハイライトは何と言ってもマイブラでした。最後のYou Made Me Realiseは今思い出しても感動的です。The Vinesも凄くよかった!クレイグが絶好調でクレイジーなアツいステージでした。本当はもっと書きたいところですが、フジの余韻に浸っている間にもうサマソニが今週末に迫ってきました!!朝まで生ソニには、なんとModularからVan She,Ladyhawke,Softlightesと豪華なメンツがそろい踏み夜もアツくなりそうです。。見たいバンドのバッティングと共にいつ寝ようかというのも悩みどころ。

前振り長くなりましたが、今回はそんなSummer Sonic'08にも出演が決定しているUKのバンド、Friendly Firesを紹介します。


Friendly Fires

イギリスはロンドン北部、セント・アルバンス出身の三人組。もともとは学生時代に“First Day Back"というハードコアバンドをやっていたが、その後80年代のクラブ・ダンスミュージックに傾倒し、フレンドリーファイアーズを結成。2006年デビューシングルではフランキー・ナックルズの“Your Love"をカバーするなど、80年代後半のダンス・ミュージックの影響とロックを融合させたサウンドで人気が高まってきた。NMEでも大注目バンドとして【New Noise 2008】の中で紹介され絶賛される。08年にはCRYSTAL CASTLESらと共に、NME NEW NOISE TOURへの出演も決定している。

ポスト・クラクソンズ最右翼といって間違いないだろう。この尖ったギターコードに踊れて歌えるキャッチーなメロ、シンセが疾走するディスコナンバーに深みのあるファルセットヴォイス。全部ヤバイです!!

そんな彼らがついに、9月24日にデビューアルバム『Friendly Fires』というセルフタイトルのアルバムをリリース。ブロック・パーティベイビーシャンブルズとの仕事で知られるポール・エプワースが手掛けた1曲以外、すべてセルフ・プロデュースという今作。一足先に聞かせていただきましたが、これは買いです!!


そんな彼らのもう既にいろんなイベントで耳にしていますが、アルバムにも収録の秒殺曲『Paris』のビデオをどうぞ!


Paris / Friendly Fires


Myspace: http://www.myspace.com/friendlyfires




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Written By Lotus

Scott Matthew/ Scott Matthew

オーストラリア出身NY在住のシンガーソングライター、スコット・マシューのセルフタイトルのデビューアルバムを紹介します!
オリジナルアルバムでのデビューこそ今年になっていますが、彼のシンガーソングライターとしてのキャリアはずいぶん前から知られています。
古くは、アニメ「攻殻機動隊」や「カウボーイ・ビバッブ」の世界的に人気の作曲家菅野よう子が手がけたサウンドトラックに、数曲ボーカリストとして参加し、一部で絶大な賞賛を受けました。
さらには、昨年日本でも公開されたジョン・キャメロン・ミッチェル監督の「ショートバス」に、テーマ曲他数曲を提供し、各方面で大きな注目を集めました。
私自身、監督のファンで、この映画は映画館で見ましたが、彼の音楽は映画の雰囲気にとってもマッチしていたように思います。スコットは、劇中、バンドのメンバーとして出演し実際に演奏も披露しているので覚えている方も多いのではないでしょうか。


そしてこのデビューアルバムですが、その映画「ショートバス」のテーマ曲"In The End"のほか、同様に映画に提供された"Surgery"、"Upside Down"、"Little Bird"も新たにアレンジ・レコーディングをし直して収録されています。
温かみがありながらも、悲しみを背負っているような、憂いを帯びた彼の声と、アコギ、ピアノ、グロッケンスペル、ホーンなど様々な楽器が織り成すメランコリックなサウンドは、聞いた人全ての心を激しく揺さぶること間違い無しです。
Rufus Wainwright、Elliot Smith好きの方に是非聞いていただきたい作品になっています。
Scott Matthewのデビューアルバムは9月12日発売です!

では、12曲目に入っている"Language"のライブ映像をどうぞ!

Language/ Scott Matthew

myspace: http://www.myspace.com/scottmatthewmusic

Written by ゴトウ

フジロック!!

7月24日から27日まで、フジロックフェスティバルに行ってきました!
私は木曜の昼に出発し、前夜祭含め4日間ガッツリ堪能させていただきました。


まず前夜祭ですが、開場していつものごとく掲示板を見に行くと、BRAHMANThe Beachesの文字が!
両バンドとも、とりたてて熱心なファンというわけではないのですが、1日目に出るアーティストの出演を予想していただけに、これには驚きました。
特にThe BeachesBRAHMAN、卓球と人気アーティストの後で、人が減った中での登場だったのですが、「苗場ビーチへようこそ!」の声と共に、会場を完全なお祭り騒ぎにしていました。
例年、前夜祭はセーブして次の日に備えていたのですが、彼らのライブはそんなことも頭からふきとばせるようなとても楽しいライブでした。


そして1日目。この日はIno Hidefumiくるり→Spoon→Kate NashBloc Party→Ego Wrappin'→mice paradeMy Bloody Valentine→DJ Medhi→Dan Le Sac vs Scroobius Pipという流れでした。
なかでも、くるりmice paradeは本当に素晴らしく何度か泣きそうになりました。mice paradeは、夕暮れ時から夜に変わるヘブンにぴったりの幻想的な音楽と、アダムのけだるい歌声がとても美しくピースフルな空間を作り出していました。
最後には、彼らのアルバムにも参加しているクラムボン原田郁子さんも飛び入り参加していました。
またこの日、というか3日間を通して一番楽しみだったマイブラですが、最後10分もしくは20分以上にわたって続いた、"You Made Me Realize"でのノイズで完全にもっていかれました。
あの数十分間は、なにか別世界に自分がいたような感覚さえありました。そしてそのノイズが終わった瞬間の感動は、本当に言葉にできない程です。
ライブ後は、伝説を目撃してしまった...と思い若干震えました。
またライブ後グリーンで友人達と余韻にひたりながらオアシスへ戻ると、なぜかイアン・ブラウンが一人で友達とはぐれてオロオロしていたので、友達を探しつつ写真とサインをゲットしてしまいました。この日は、なぜか他にもBloc Partyのメンバーや、The Cribsのライアンとケイト・ナッシュ(恋人つなぎで手をつないでましたw)、ベンジーThe Birthdayイマイさんなどいろんなアーティストにオアシスで遭遇しました。


2日目は、PARA→Gotye→The CribsトクマルシューゴPrimal ScreamUnderworld→Erol Alkan→Switchという流れで動きました。
この日は、自分的にベストアクト候補が多く、特にGotye、Primal Scream、Erol Alkanがよかったです。
Gotyeは、アルバムを聞いた時点ではライブが全く想像できなかったのですが、なんと一人で全ての楽器をこなしており、キーボートを弾きながら歌ったかと思えば、走ってパーカッションを叩き、また走ってマイクに戻ってマックをいじりつつ歌う、といった感じで、見てて面白かったですし、とてもかっこよかったです。おそらくバックの映像も自分でいじっていたようで、本当に多才な人だなぁと思いました。また、なぜか日本語がとてもうまく「少々オ待チ下サイ」「アルバム聞イタ?今日イイト思ッタラ買ッテ下サイ」などMCで言っていて、MCでもオーディエンスの心をつかんでいたのではないでしょうか。
プライマル、エロルは、とにかく楽しかったとしかいいようがありません!
プライマルは、CSSのLovefoxxが登場して以降からは、"Shoot Speed/Kill Light""Swastika Eyes""Rocks"などヒット曲のオンパレードで、最後の"Movin On Up"まで大盛り上がりでした。
エロルは、以前イギリスで見たときはジらしてジらして最後にアゲる、といった感じの印象を受けたのですが、今回はフェス仕様だったのか、終始BPM早めのアガる曲が多く、またブースに上って煽ったり、前に出てきてハグしたり、90分が短く感じられる素晴らしいセットで、最後のMGMTの"KIDS"までが本当に一瞬に感じられました。


そして、最終日は、Riddim Saunter→Death Set→Jason Mraz→White Lies→Mystery Jets→Futureheads→Stephen Malkmus&The Jicks→Primal ScreamNeon NeonAdrian Sherwood→Fancy→Free Tempo→DatAという流れでした。
私は、行く前に、ゆら帝CSSか散々悩んでいたのですが、これを見ていただければわかるようにどちらも見ていません。その時間帯、宿で死んでいました...。Mystery Jetsの途中くらいから雷雨になり、Stephen Malkmusの前には、ものすごいシャワーのような雨にうたれ、レインコートから浸水し、手足の感覚がなくなるくらい全身冷え切って震えがとまらなくなったので、「マルクマスが見れたんだからそれでいい」と自分に言い聞かせ、深夜のマーキー勢に備え宿に帰ってしまいました。なんでもCSSを見た友人いわく、「11月に来日する」とMCで言っていたらしいので、それは絶対に行こうと心に誓いました。。
そのかいあってか、Neon NeonからDatAまで、どれも最高のライブでした。本当はUkawaminationまで見る気満々だったのですが、DatAが3日目あの時間とは思えないアゲアゲなセットだったのでそこで力尽き、私の今年のフジロックは終わりました。
「家に帰るまでが...」とか言いますが、そういえば帰りのSAでMeleeのメンバーに会いました。行きもFeederのメンバーに会ったのですが、どちらも本当に小さいSAだったのでびっくりしました。


というわけで、自然と素晴らしい音楽に包まれた最高の4日間でした!
帰ってきてネットをつないだら、サマソニの深夜Modular枠が、Ladyhawke、Softlight、Van Sheと個人的に神のようなメンツでとてもテンション上がったのですが、向こう一週間はまだフジの余韻に浸っていたいと思います。

Written by ゴトウ

いよいよ・・・!

もうこの時期になるとひたすらフェスのことしか頭にない私ですが、今日もフジロック直前ということで最後のフジ出演バンドのレコメンド&紹介をしたいと思います!昨日は、オフィシャルサイトがブロックされていてアクセスできなかったんですが今日になって復活してましたねよかった!みなさんもう出発準備は万端でしょうか?前夜祭から行かれる方も多いと思いますが、週末苗場周辺の天気は良さそうで日中とても暑そうなので帽子やタオル、水分補給もしっかりして熱中症にはくれぐれも気をつけてライブを楽しみましょう!



M!NK


オーストラリアとニューヨーク出身のメンバーからなるユニークな編成の女性ドラマーStellaを含む五人組バンド。2006年に結成され、Red Hot Chilli PeppersやTOOL等を手掛けたsilvia massyをプロデューサーに迎えインディ・ロックらしいザラザラとしたサウンドの中に明朗なポップ・テイストを絶妙に取り込んだファースト・アルバム『ミンクの叫び』を今年1月にリリースした。
メンバーそれぞれの音楽遍歴を見ていると非常に濃いものばかりで音楽的環境やバックグラウンドには恵まれていたようだ。そのメンバーが集まって鳴らす音と言ったらバリバリのガレージロック!!軟弱化しているかのように見える近年のロックシーンに活を入れるかのごとく本物のロック魂を持ったやつらがここにいる。影響を受けてきたバンド群も、ツェッペリン、ガンズ、レッチリピストルズにストゥージズとなんとも男気溢れるバンドばかり。こんなクラシックロック魂に若者らしいユーモアも兼ね備えそのミュージックビデオはユニークさで話題となっていた。
彼らは26日のレッドマーキーに出演。是非チェックしてみてください!



Mink - "Talk To Me"

このミュージックビデオでは日本の音楽番組を再現。。

M!NK official : http://www.avex-international.jp/mink/index.html




Richie Hawtin

エレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて最も大きな影響力を持つアーティストの一人であり、シーンにおけるテクノロジーの発達に大きく貢献してきたことから、"テクノ科学者" の異名を持つ DJ / プロデューサー Richie Hawtin。’90年に盟友 John Acquaviva と共にテクノ界の伝説的レーベル Plus8 を設立した彼は、同レーベルから Plastikman、F.U.S.E. など様々な名義を使い分けて数多くの作品を送り出している。Plus8という名前はTechnics SL-1200のピッチコントロール量に由来する。近年発表するMix CD"DE9"シリーズではレコードを繋いでいく形式に執着せず、エフェクターを多用したり、個々のトラックを分解、再構築するなど、その手法においても第一線を歩んでいる。
Daniel Bell とのユニット Cybersonik 名義でリリースした ‘Technarchy’ は、世界的な大ヒットを記録し、それからと言うもの Richie は、テクノ界のカリスマとしてシーンをリードし続ける存在へと成長を果たしていくのであった。‘95年には、新たなレーベル Minus を立ち上げ、Yello ‘Oh Yeah’ を大胆にサンプリングして新たなサウンドを提示した ‘Minus Orange’ や、ドイツのミニマル・スター Steve Bug との共作である ‘Low Blow’ など話題作を次々とリリースし、その地位を更に強固なものへとしていった。ここ日本でも絶大な人気を誇るだけに、これまでに幾度も来日公演を行っている。



the tunnel-Richie Hawtin


Richie Hawtin Official : http://www.plastikman.com/
Minus : http://www.m-nus.com/
Myspace : http://www.myspace.com/plasstikmaan





JAKOB DYLAN OF THE WALLFLOWERS


ボブ・ディランの息子である。ザ・ウォールフラワーズのフロントマンであり、2008年に初のソロアルバム『Seeing Things』を父と同じコロンビアからリリース。全編アコースティックを基調とし装飾を一切削ぎ落としたシンプルかつタイトなサウンドにジェイコブのメッセージをたたきつける、まるでなにかを吹っ切ったかのような大胆な作品。プロデュースはあのリック・ルービンで2007年と通じてHollywood Hillsにある彼のスタジオでレコーディング。
このアルバムかなりいいんじゃないでしょうか。往年ロックファンにはたまらない父親似のしわがれたボーカルがシンプルなアコースティックの演奏によく映える。
それにしてもこの井出達。本当にお父さんの背中を見て育ったのね。ジョンレノンの息子ショーンといい、ジョージの息子ダニーといい60年代のロック黄金期を作ってきたミュージシャンたちの第二世代がまたこうやってその後を追って今にその音をしっかり残しているなんて頼もしいではないか。



Jakob Dylan, Something Good This Way Comes

Jakob Dylan Myspace : http://www.myspace.com/jakobdylan




Written by Lotus

あと3日・・・

いよいよ明々後日はフジロック初日ですね!
私は例年前夜祭から行ってるので、もうあさってには出発するので気持ちが逸ってきております。
正直本日発表されたサマーソニックのタイムテーブルにおいて、個人的に見たいバンドが何かの悪意を感じる勢いでかぶりまくっているので、サマソニも気になるところですが、まずは今週末のフジロックです!


今年は、直前になって忌野清志郎さんのキャンセルが発表されたり(3年前のステージは素晴らしかったです。回復を祈ってます。。)、諸々のタイムテーブルの変更により様々な意見が飛び交っていますが、皆さんが3日間終わった後に満足していられるようなフェスになるといいですねー。
私はPrimal Screamが2日間でセットリストを変えてくるのかっていうところが非常に気になっています。さすがにイアン飛び入りとかは期待しませんが...。


皆さん、少なからずタイムテーブルのバッティングで悩んでいるとは思いますが、私はフジ4年目にしてこんなにタイムテーブルに悩まされていることもないかもしれません。
1日目だけでも、原田郁子Ino Hidefumiか。くるりJamie Lidellか。The VinesMice Paradeか。などなど相当心が揺らいでいます。あと3日目のゆらゆら帝国CSS...ここが一番悩みどころかもしれません。
とはいえ、その場のノリでまったく違うステージにいくことも考えられるのですが。
これは毎年のことですが、1日目の深夜はマーキーにいくか、オレンジにいくかというのも悩みどころですね。
また、去年は、The Album LeafDamien Riceのキャンセルに泣かされたので、今年はこれ以上キャンセルがないことを祈ります!なによりマイブラのキャンセルだけはやめていただきたいです...ふつーにありそうなところが怖いですが(笑)


どうやら前夜祭は微妙な天気ですが、週末は晴れそうなのでよかったですね。
晴れすぎても本気で干からびそうになったり、なめてかかって薄着でいると夜が死ぬほど寒かったりするので、温度調節とか水分補給は注意しましょう!
夜の寒さは、お酒飲んで踊ってればなんとかなりますが、踊る体力がないってこともありますので...。
私の友人は去年、前夜祭からトバしすぎて、2日目の相当楽しみにしていたjusticeを前に、寒さと眠気の限界がおとずれ宿に帰り、そのまま10時間睡眠して、3日目の午前も台無しにしてヤケ酒を飲みまくってました。。
これは明らかに最初からはしゃぎすぎたのが悪いんですが(笑)、何事もペース配分が大事です!

フジロック終了後には、印象に残ったライブのレポートなどもアップしたいと思っています!
それでは、行かれる方は楽しみましょう!!

Written by ゴトウ

1216538637**Bluestars Night 4th Anniversary*

bluestars night presents
〜The Lodger Japan Tour Final ワンマン〜
Supported By FABTONE RECORDS

公演日:2008年7月20日 (土)
会 場:新宿 club WIRE (東京都新宿区新宿5-17-6-B1 / TEL:03-3207-6953)
開 場:20:00
開 演:21:00
入場料:前売¥3,000 / 当日¥3,500
(前売り券、当日券共に入場の際ドリンク代別途必要となります)
特 典:他公演の半券持参でスペシャルプレゼント有り(数量限定)


LIVE & Djs,
The Lodger (From UK)
http://www.myspace.com/thelodgerleeds

Guest Djs,
大貫憲章LONDON NITE
http://mixi.jp/view_community.pl?id=7480
http://mixi.jp/view_community.pl?id=505593

芹野貴之(GANBAN-NIGHT / ex : Pre-School
http://mixi.jp/view_community.pl?id=264762
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2175006

Duck Rock
http://mixi.jp/view_community.pl?id=14804
http://www.myspace.com/djduckrock


DJs,
bluestras night crew
http://www.bluestarsnight.com/


Bluestars Night HP: http://www.bluestarsnight.com/



Written By Lotus

Event Review: Bluestars Night 4th Anniversary with The Lodger

私もDJとして出させていただいている毎週木曜に新宿のclub WIREで行われている『Strange Boutique』のオーガナイザーchicchiが同じくclub WIREにて毎月開催し、これまでBroken Social Scene/Winterkids/Asobi Seksuといった海外のアーティストをゲストで迎え驚異的な勢いで急成長してきたWorldwide Indie Rock Party、『bluestars night』が4周年記念を迎えUKより今、最もHOTなバンドThe Lodgerを迎え日本全国ツアーを行っている。これまでに福岡/大阪/名古屋と周り各方面で豪華なゲストDJやバンドとイベントを行った。

そして東京初日の昨日は、渋谷 club AsiaにてThe Lodger,日本からはNanocycle,Caucus,The Bawdiesといった豪華な面子を揃え最高動員数でブルスタ4周年を記念するにふさわしい素晴らしいイベントが開催された。
The Lodgerはイギリス、リーズを拠点に活動するベン(Gt&Vo)、ジョー(Bass)、ブルース(Drums)からなる3ピースバンドである。今年5月に2ndアルバム『Life Is Sweet』をリリースし、今回が初来日となった。2006年リリースのファーストでも、ネオアコ/ギタポ節を聴かせまくっていたロジャーだが、今回作ではオリジナルメンバー、ブルースも加入(一時ドラムはケイティという女性メンバーが在籍していた)し、三人で曲づくりをしたということからよりタフなバンドサウンドをみせている。“Life Is Sweet(人生は素晴らしい)”なんていう楽曲群を見ればますますアイロニカルに響くタイトルも最高!

私は惜しくも、最初のNanocycleの途中から会場入りしたのだが、すでにいい感じの人入り。The Stone Rosesファンは必見!シューゲでもRideとか好きな人は絶対聴いて!!疾走感溢れる演奏が癖になるnanocycleのキラキラサウンドにすでにやられまくりでテンションが上がった所で、最後には素敵な双子バンドcryvのメンバーも参加でnanocycleのメンバーとcryvの曲をセッション。これまた会場を盛り上げてくれて、始まりからハッピーな空気!さすがブルスタメンバーです。

nanocycle HP : http://nanocycle.net/jp/
Myspace : http://www.myspace.com/nanocycle

cryv HP : http://www.cryv.net/
Myspace : http://www.myspace.com/cryv

エントランスから会場に入ると、メインステージのあるフロアの前にバーカウンターのあるチルアウトスペースがあってそこでもブルスタDJ達が代わり代わりにプレイしていてライブを見終わったお客さん達を楽しませていました。いつものWIREと雰囲気が違ってまた楽しいですね!

お次ぎのライブは、Caucus。昨年一月にクレイマープロデュースによる1st EP『空と時間軸e.p. / SKY & THE TIME AXIS e.p.』をリリースし、9月にはフルアルバムもリリース予定のCaucus。ますます勢いに乗る彼らから目を離せません!まずギター三本ていうバンド構成が轟音好きには堪らないわけで、私個人とても大好きなバンドです。この日のライブも文句無しにいい演奏で会場を暖めてくれました。繊細なギターリフとボーカルでイントロが始まったかと思えば、サビに移行するときに二つのギターがリフを被せぐわっと盛り上がる瞬間が本当に最高!!静→動が非常によく分かっているバンドだと思う。静かに歌ったり、時に叫ぶようなボーカルも、狂ったようにカオスに展開するトリプルギターも力づよいドラムも安定したベースラインもなにもかも最高すぎて思わず酔いしれる。青春の一瞬の蒼さと儚さと美しさを絶妙に体現したライブは絶対見るべき!!

CAUCUS HP : http://www.caucus.jp/
Myspace : http://www.myspace.com/caucus


三つ目は、The Bawdies

これは私は初めて見たんですが、以前ゴトウがクラスヌのレビューで書いていましたが、どっからどう見てもビートルズなルックスが筋金入りのビートルズオタクの私も気になりまくっていたので今回ライブを見られて本当にラッキーでした。服装はもうデビュー当時のビートルズそのもの。私が感動したのは(めっちゃマニアックな視点ですみません。。)スーツより何よりメンバーが履いている靴!!あれは間違いなくビートル・ブーツです。いや、芸が細かい!
ライブはというとこれまた圧倒的パフォーマンス!!あのねー誰が何と言おうとボーカルの方が初期のジョンの声を完コピしていたのには驚きを通り越して感動すら覚えました。本当に凄いあれは一見の価値ありです。因にメンバーは全員ジョンでした・・・笑。ベースじゃなくてなぜかギターがポールのヘフナー風のギター、しかしギターの位置の高さはさすが。。ベースボーカルでした。The Bawdiesの音楽的影響を表すのに必要な単語は初期ビートルズ以外の何物でもない。ロックンロールでフロアを踊り狂わすという60年代のダンスフロアを蘇らせる曲芸をいとも簡単にやってのけるThe Bawdiesには脱帽です。階段の上から見ていたのですが、もうビートルマニアの女の子気分でキャーキャー言いたくなるバンドです!

そして、トリはThe Lodgerです!

セッティングも全部自分達でやっていましたよ。おそらく撮影とか雑務をこなすスタッフがメンバー以外に一人いたくらいで少ない人数で回る為でしょう。スリーピースということで、トリ前の対バン三つと比べると大分ステージが寂しい感じではありますが。。セッティング時から前の方で見ていたんですが、ボーカルBenが出て来たときはあまりに細すぎて大丈夫かなっていうくらいひょろっとしていてなんだか三人ともそんなに華やかさというのは無いのだけれど、見るからに人の良さそうな(特にJoeとBruiceはすごく愛想がいい)雰囲気がにじみ出ていました。このころにはお客さんも満杯。派手さはないが、スリーピースならではのミニマルでシンプルな演奏で非常に好感が持てる。この手のバンドでロジャーが優れている点はベンの秀逸なソングライティング力だ。メロディーは最高にポップでついつい踊り出したくなってしまう。その中にもメロウネスと繊細さがあるのは、ベンのパーソナリティのせいだろう。インタビューなどを読むと元ファンジンの編集長でもあったベンはコアな音楽通の一面が垣間みれる。個人的には、この人間違いなくThe Smiths好きだろうな・・・って思ってしまった。うーんそれにしても、ネオアコ、ギタポ、アノラック系のファンは絶対に見ておくべきバンドですね。なんとこの日は、Orange Juiceの曲もやってくれてファン泣かせなロジャーなのでした。


Bluestars Night 4th Anniversaryは今夜も引き続きありますよ!
昨日、ロジャーを見逃してしまった人も今夜是非新宿club WIREでチェックしてくださいね!ハッピーでラブリーでピースフルなブルスタの本拠地でのライブとDJイベントを楽しんでください!